2001年4月6日の三宅島ヘリ観察結果 

観測者:斎藤元治(地質調査総合センター・マグマ活動研究グループ)


東京消防庁 つばさ(10人乗り,窓開かず) 東京ヘリポート9:00-[三宅上空 
9:45-10:02]-東京ヘリポート10:47 三宅上空では,北側-西-南東まで,3往復.天 
気は晴れ.南西の風.
同乗者;中田(震研),東京消防庁2人(島の状況観察)

■ 噴煙の様子 
 噴煙は火口直上では白くモクモクと上昇(最高2000m).連続的に出ている.北東 
から東北東にたなびく.たなびいた白色噴煙の下に青白いガスが時折見えた. 

■ 陥没火口内の様子
 火山ガスを出しているのは,主火口のやや南側(今までと同じ位置).火山ガスは 
火口内に充満せず,南側の壁沿いを上昇(したがって,火口内の様子が良く見え 
た). 火口底に2つの池(既存)あり.北側は濁った緑色,噴気地帯に近い南側 
は,赤茶色. 

■ 陥没火口縁
 これまで確認されていた亀裂の他,特に変化無し(だと思う.銀塩写真現像中).