東京ヘリポートより警視庁ヘリ(おおとり1号)にて.同乗者は東大大島さん.
9:02発,三宅島到着観測開始9:55,三宅島観測終了10:56,神津島発11:41,
大島三原山12:00,東京へリポート着12:35.
風は弱い南西風.海面はわずかに白波.視程はあまりなく,高度8000ftに
雲があったが,カルデラ内の観察に支障はなく,よく観察できた.
鉢巻林道より低いところでは新緑が目立ち,春が来たことを感じさせる.
白色噴煙が火口からほぼまっすぐに立ち上がり,ゆっくりと北東側に流される.
噴煙高度は三宅島島内で海抜2300m程度.島から離れると雲の中に入ってしまい,
頂部高度は不明.
3/19の観察では噴煙量がかなり減っていたが,28日は噴煙量は3/19以前と同じ
くらいの量で多い.
青白色ガスが白色噴煙の下を,山体に沿って流れ下っていて,これも以前と同様.
主火口西側の噴気列からの噴気量も以前と同じくらい.
噴煙量が戻ったため,火口南壁は観察できなかった.
主火口の中には,岩塊らしきものが散乱し,その間から白色噴煙が
上っているようにみえる.白色噴煙の間から青白色ガスが上がっている.
登山道近くの開口割れ目の開口幅は目測で2-3m.それぞれが小さな割れ目で
繋がっている.
伊豆大島三原山火口 サイズ:640×480 |