1月17日の三宅島

おおとり6号と富士(伊豆大島にて)

東京ヘリポートより警視庁ヘリ(おおとり6号)にて.同乗者は震研・金子さん.
ヘリポート発8:34,三宅島着11:05,三宅島発11:43,東京ヘリポート着14:50.
伊豆大島,神津島を経由.三宅島島内作業員輸送を行う予定だったが,風が強く(30kt(15m/s)常時),島内作業中止.予定より2時間早く東京ヘリポートに帰着.

17日は視界は非常に良好.伊豆半島,富士山もよく見えた.しかし風が強く,噴煙は高く上がらず,カルデラ内はガスが充満して何も見えない.
噴煙の色は白,高度は平均1000-1100m程度で,間欠的に噴き上げるまとまった白色噴煙が 1200m付近まで達することがある.強い西風のため三池方面へ流される.白色噴煙は 海岸線付近まで流されるとほぼ消滅し,まとまった噴煙部分がわずかに残り,青白色のガスととも に流されている.青白色ガスの量は,相変わらず多い.

カルデラ南縁の亀裂は12日と比べて大きな変化はない.
12/29のビデオで確認したスオウ穴西カルデラ縁の亀裂も変化はない.
またカルデラ北西縁に,カルデラ縁とほぼ平行な段差?を発見した.
これらの亀裂,段差がいつからあったのか,ほんとうに段差かなどは現在検討中.

1月17日の三宅島0117
神津島から三宅島へ接近
サイズ:480×360
北東側から見た噴煙
サイズ:640×480
南側亀裂(黄矢印)
サイズ:800×600
スオウ穴西亀裂(黄矢印)
サイズ:800×600
北西段差?
サイズ:640×480
1122×864