12月22日の三宅島

消防庁ヘリ
報告:山元,同乗:及川(震研)
観測時間:9:48〜10:08
■ 噴煙の様子
  カルデラ底南縁の主火口から白色の噴煙をほぼ連続的に噴出.
  噴煙は北北東の風に流され,大路池−新澪池方向に流れる.
  白色噴煙のトップは高度1000〜1200mまで上昇するが,噴煙の大半は青灰色のガスと伴にほぼ山腹斜面に沿って流れていく.
■ 陥没カルデラ内の様子
 北北東の風のため,カルデラ内の視界良好.
 状況は12/15の高田報告とほとんど変わらず.噴火口や噴気口の位置はほとんど同じ.
 ただ,主火口を取り巻く火砕丘の基部からの噴気2箇所が元気なのが目立つ程度.
 また,主火口の西となりの小火口周辺には硫黄と思われる黄色の昇華物が目立つ.
 新しいとみられる顕著な崩壊物は見あたらない.池の形にも変化なし.
 昨夜,弱い微動と空震があったが,これに対応する地表変化は認められない.