12月18日の三宅島

ヘリコプター:警視庁「おおとり7号」(窓が開けられないタイプ)
報告;斉藤G,同乗者:大野希一氏(日大)
9:48〜10:09時計方向に海岸線付近を高度220-240mで周回し観測.1+1/4周した後,三 池から神津島へ向かう.
■ 概況
  天気は曇り.三宅島上空は北北東の風.
  三宅島では高度300mまで雲が垂れ込め,カル デラ壁やカルデラ内は観測できなかった.
■ 噴煙
  噴煙のうち,青白く霞むもの(ガス)は,南南西方向(新澪池跡から富賀神社まで) に斜面を流下している.噴煙上部(にあると思われる)の白色噴煙は雲と判別できなかった.
■ 山麓・山腹
  一周道路沿いでは新たな泥流の跡などは見当たらなかった.
  ただし,三宅島北側の山腹では,泥流による堆積物がたまっている箇所が数箇所ある.
  新たな降灰もほとんどなさそうである.

 

写真:


写真1。三宅島の南から北西方面をみる。
写真中央に新澪池跡、左下に新鼻がある。
青白い火山ガスが斜面を下っているのがみえる。



写真2。三宅島の南西から東方面をみる.
写真中央やや右に富賀神社がある.
斜面を下っている青白い火山ガスがみえる.


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