9月27日午前の三宅島
観察:川辺禎久
9月27日午前9時40分ごろから10時15分ごろまで,警視庁ヘリコプターにて三宅島の観測を行った.
上層と下層で風むきが異なり,下層は南西へ,上層は南東へ噴煙が流されている.境界部分にガスが滞留し,全体にモヤがかかっていたため,火口内をはっきりと観察することはできなかった.
8000ft(2400m)まで上昇したが,噴煙の頂部はそれよりやや高い.また時々火山灰混じりの噴煙を上げる.
火口内に大きな変化はなさそうだが,9月25日月曜日に確認された北側火口壁の崩落が続いており,茶色の土煙が上がっていた.
神着から伊豆集落だけ観察したが,小規模な泥流が数ヶ所で認められる.
9月25日の三宅島0927
北側から見た三宅島
むこうの島は御蔵島
サイズ:800×600
噴煙
下層は南西に上層は南東に流れる
サイズ:600×800
噴煙を上げる火口と崩落による土煙
(Photoshopにてレベル調整してあります)
サイズ:800×600
土煙.スオウ穴が左に見える
(Photoshopにてレベル調整してあります)
サイズ:800×600
スオウ穴上空からみた火口
サイズ:600×800