第4回地質写真コンテスト入選作品
題名: 生命の息吹
カテゴリー: 地質現象
撮影者: 佐藤 努
 三宅島の山頂、雄山へと続く道は、2000年の噴火の影響で草木がすべて枯れてしまった。降りそそぐ噴石と、大量の硫黄を含む火山灰により、一面が死の森と化したのである。現在でも火口から有毒の火山ガスが噴出しているため、調査の際にはガスマスクと防災無線が欠かせない。そんな過酷な環境の中に、新たな生命の息吹を発見した。きのこである。三宅島の自然は、再生への道のりを確実に歩んでいる。