サムネイル画像
シリーズ名5万分の1地質図幅
番 号13[高知]-013
図 名厳島 ITSUKU SHIMA
説明書地域地質研究報告 5万分の1地質図幅 厳島 高知(13)第13号
著 者松浦浩久・豊 遥秋・佃 栄吉
発行年1999(H10年度)
発行者地質調査所(現 産総研 地質調査総合センター)
販売価格2,640円(税込)【 購入方法
都道府県広島県・山口県
サイズ@790mm×@550mm
ダウンロード地質図(ラスタ・ベクトル)・説明書(PDF)データのダウンロードはこちら
サムネイル画像
 本地域は広島湾の南部に位置しており,日本三景の一つ厳島をはじめとして島嶼が多い.地質は古い方から,ジュラ紀の玖珂層群(砂岩・泥岩・チャート・緑色岩・石灰岩を含む),白亜紀後期の音戸花崗閃緑岩・江田島花崗閃緑岩・呉花崗岩(ペグマタイト・閃長岩を含む)と閃緑斑岩・花崗斑岩・珪長岩岩脈,及び第四紀の中島礫層・厳島礫層・崖錐堆積物・沖積層に区分できる.ペグマタイトには30cmに達する自形の石英・正長石結晶のほか径8cmに達する鉄かんらん石を含む.金属鉱床としてスカルン鉱床の銅・硫化鉄鉱床,ペグマタイトのタングステン鉱床,非金属鉱床として石灰岩,採石資源として白亜紀花崗岩がかつて採掘された.温泉については東能美島で泉温最高40.6度に達するものが最近掘られた.本地域周辺では明治と昭和に死者を出す震災があったが,本地域内には活断層は確認されていない.